蚕class

かわいい蚕に夢中!

眞玉媛Ⅱの卵 購入から孵化

8月の時のお話ですが、黄色の繭を作る眞玉媛Ⅱの卵を購入しました。
この記事、下書きを30日以上前に書いたまま放置していたため、今加筆して投稿しています。

さてさて肝心な蚕の卵ですが、卵から育てるのは初めてなのでドキドキしていました。

卵は愛媛蚕種さんから購入


全部の卵が白っぽくなったら、箱に入れて蓋を閉めて真っ暗にして準備。
翌朝、卵に向けてライトを照らすと一斉に孵化するはず。

でも一斉に孵化するとかほんとうなのか?
おらワクワクすっぞ。
…..
…....
…......
十分くらいでは生まれないのかな?
もうちょっと待ってみるか。
…........
…..........
…............


いや孵化せんのかい。
孵化しそうなのに孵化しない。
ワクワク返して。と思いつつまた箱へ戻す。

しかし、その夜に卵を確認してみたら
一頭生まれてるのではありませんか!

慌てて再度ライトを照らしてみると

…..
…....
…......


次々に孵化していった!

ちょっと待って。
思っていたより小さい。うっかり潰しそう。
けれど孵化したての幼虫も可愛い!!
娘と一緒に大興奮してしまった。

そんな小さかった子たちはブログ書かない間に蛹から成虫へ羽化していっているところ。
そのことはまた後日に別の記事へ書こうかと。

書籍紹介「カイコの実験単」

巷に溢れる(ってほど多くないけど)蚕関連の本。
どれを読んでも面白いですが、本日は一冊ご紹介します。

「カイコの実験単 ―カイコで生命科学をまるごと理解! (『生物の科学 遺伝』別冊No.23)」


蚕の実験を通じて生物学を学ぼう!というコンセプトの本です。
実験にはついては難しいものから簡単なものもあり、幅広い実験について写真付きで詳細に記載されています。

高校時代、一番好きな教科が生物だった私にはとても心躍る本です。
蚕の飼育についても詳細が記載されているので、飼育方法も参考になります。

今思いつく、この本の良い点を並べてみます。
・実験の難易度を★で記載
・蚕を飼育してみよう!等の簡単な実験有り
・↑の実験に記載されている飼育方法が他の本には載っていない情報もあり、参考になる
・家庭で揃えるのが難しくない道具での実験有り
・写真が多く、わかりやすい
・実験に合う蚕の入手する方法の記載有り
・この本には記載されていない情報が電子ブックで見れるおまけ(?)有り

情報盛りだくさんの本です。
かゆいところに手が届くとはこのことか。
不満な点は無し!

この本を読んで、さっそく私と小学生の娘でもできる簡単な実験を実施してきたいと思っています。
実験第一弾はメンデルの法則を蚕で実験してみる予定。
本に記載されている方法で、実験に合う蚕を分譲してもらえないか問い合わせているところです。
もう楽しみ過ぎて夜しか眠れない。

実験始める際にはまたブログで記録していきます。

「カイコの実験単」、
生物学に興味ある小学生〜大人の方や蚕好きでもっと蚕のことを知りたい方、ぜひおすすめです。
私にとっては買わないと損していた!と思うくらい素晴らしい本です。

我が家の蚕棚

我が家では百均の部品で組み立てられるメタルラックを蚕飼育用の棚として使用中。
棚ごと移動出来るのが良い。
卵、幼虫、成虫、オスメス、品種で分けたりしています。


お世話用の道具は横に引っ掛けてすぐ使えるように。


しっかり飼育できるようにかつ効率的にお世話できるよう日々改良中!

百均で色々揃えられるのはありがたいね。